【お知らせ】 Youtubeチャンネルはこちら!

ネット炎上・アンチの科学

Report


ネットを炎上させる“アンチ”は全体の0.47%。

ネットの炎上について19,992名にアンケートを行ったところ、次のような事実が見つかりました。 (1)

  • ネット炎上に参加したことがある人は全体の1.1%。
  • そのうち、ネット炎上に積極的に参加している人は0.47%しかいない。

4つの“アンチ”特有のパーソナリティ

それでは、この0.47%の人たちは、いったいどんな性格の持ち主なのでしょうか? この疑問について、カナダのマニトバ大学が発表した、2014年の論文を紹介します。(2) 結論としては、次の通りです。

  • 「荒らし」に共通しているポイントが4つある
  • マキャベリズム=他人を操ったりダマそうとする性向
  • ナルシシズム=自己中心的で自分が大好き
  • サイコパス=他人への共感や後悔の感情がない
  • サディズム=他人を苦しめるのが楽しくてしょうがない  

これら4つの指標は、いずれも人間のダークな側面を代表しており、すべての要素を兼ね備えた人のことを、心理学では「ダークテトラッド」と呼びます。  データによれば、「荒らし」のダークテトラッドのレベルは、一般的なネットユーザーの6倍以上あるそうです。

また「ダークトライアド」という社会的に望ましくない気質である3つのパーソナリティ特性の総称がありますが、その3つの特性というのが「マキャベリズム、ナルシズム、サイコパス」になります。

ダークテトラッドへの対処法は、徹底無視

2016年に、オーストラリアの研究チームが、396人のダークテトラッドを調べたうえで、次のような結論を出しています。

  • ダークテトラッドへの対処法は、徹底的に無視すること

 ダークテトラッドの目標は、正義でも建設的な議論でもなく、他人の苦しみを引き出すこと。怒りや悲しみといったネガティブな感情こそが、彼らの欲望を育てるので、反応しないようにしましょう。

参考文献

1.田中 辰雄、山口 真一「ネット炎上の研究」勁草書房
2.Erin E. Buckels,et.al“Trolls just want to have fun”(2014)
3.Naomi Craker,et.al“The dark side of Facebook®: The Dark Tetrad, negative social potency, and trolling behaviours”(2016)