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プレゼントの科学

Report


物よりも経験を送れ!科学的に正しいプレゼントの選び方とは?

なぜ贈り物は失敗するの?」という論文(1)について紹介します。

これはカーネギーメロン大学の研究で、過去に行われた「プレゼント研究」をまとめたレビュー論文。ここ数十年の文献をリサーチしたところ、「プレゼントの失敗に共通する7つの要素」が浮かび上がりました。

  • プレゼントをあげる方は、とにかく相手が驚く瞬間を見たいので、ガジェットや服のような「モノ」を選びがち。しかし、プレゼントをもらう方は、実際はレストランの招待券やコンサートチケットのように、「体験」につながる贈り物を喜ぶケースが多い。
  • プレゼントをあげる方は、長く使えるアイテムよりも、すぐに楽しめるようなものを選びがち。しかし、実際にプレゼントをもらう方は、逆を好むケースが多い。たとえば、多くの人は「完全に咲いた花束」をあげようとしたがるが、もらう方は「まだツボミの状態の花束」を好みやすい。
  • プレゼントをあげる方は、贈り物に自分のセンスや深い意味を込めがちだが、大抵の受け手は、プレゼントに込められた意味はどうでもいい。
  • プレゼントをあげる方は、相手へのサプライズを重要視しがちだが、大抵の受け手は、前もって何をもらえるかを知らされていたほうが喜ぶ傾向がある。
  • プレゼントをあげる方は、高価な贈り物ほど「配慮がある」と思いがち。しかし、プレゼントをもらう方は、値段で相手の思慮深さを判断しない。
  • プレゼントをあげる方は、「自分が相手のことをどれだけ知っているか」を現す贈り物を選びがち。たとえば、相手が好きな店で使える商品券を買ったりとか。しかし、プレゼントをもらう方は、Amazonのギフトカードのように、もっと幅広い商品が変えるものを好む。
  • プレゼントをあげる方は、とにかく見た目がよいものを選びがちで、使いやすさなどは二の次にするケースが多め。しかし、プレゼントをもらう方の多くは、ちょっとクオリティが低くてもいいから、使いやすいほうを好む。

研究者の考察によると、

多くの人は、プレゼントをあげる側の視点で贈り物を選んでしまう。これが最大の間違いだ。

とのこと。要するに、プレゼントの場面では、送り手と受け手のあいだで感覚のミスマッチが起こりやすいらしい。

以上の話をまとめると、

  • モノよりも実用的な体験を重視してプレゼント選びをしましょう!

贈り物で失敗しないための科学的な7つのポイント

ニューヨークマガジンに掲載されていた「贈り物で失敗しないための科学的なポイント」(1)について紹介。

内容は次の通り。

  1. 相手に欲しい物を聞いてしまう:2011年の論文(1)によれば、何を贈るかであれこれ悩む前に、相手に欲しい物を尋ねたほうが、結果的には喜ばれる確率が高かったそうです。
  2. 複数の相手に贈る場合は同じ物を選ぶ:複数の相手にプレゼントをする際、つい各人の好みやキャラに沿ったものを選んじゃいますが、いくつかの実験(2)では、まとめて同じ物を贈ったほうが全体的な満足度は上がったらしい。これは、複数の相手を念頭に置くことで、無意識のうちにプレゼントの内容に落差が出てしまうのが原因のようです。
  3. 相手が自分のために何を買うかを想像する:多くの人はプレゼントを選ぶ際に、無意識のうちに自分の好きな物に引き寄せられがちだとか(3)。相手に欲しい物を聞けないときは、相手の身になって考えるのがよいです。
  4. 使いやすさと便利さを優先する:経営学の実験(4)では、多機能な商品よりもシンプルで使いやすいものが、場所が遠いけど豪華なレストランよりも近くてそこそこ美味いレストランのほうが喜ばれたらしい。相手にとって負担が少ないものを選ぶのがいいみたいです。
  5. もし失敗した場合は言い訳する:2012年の論文(5)によると、もしヘンな物を送って相手がガッカリした表情をしても、すかさず自分がどれだけ熟考してプレゼントを選んだかを伝えれば、なんとかリカバーできるそうです。プレゼント自体は気に入らなくとも、少なくともよく考えてくれたという事実が大事なんだそうです。
  6. 豪華なプレゼントと小さなプレゼントを組み合わせない:例えば、相手に海外旅行をプレゼントしつつ、同時に自分の好きな本をプレゼントするパターン。2012年の論文(6)によれば、この行為は完全に逆効果で、豪華なプレゼントを安っぽく見せてしまう作用があるんだそうな。
  7. 最終的には金をわたすのがベスト:2011年の論文(7)によると、いろいろと商品をくらべた結果、一番人気は現金だったそうです。