モテの科学
この記事の目次
初対面の相手にモテるのはどんな人?
「初対面の相手にモテるのはどんな人?」というノースカロライナ大学の研究(R)を紹介。
初対面の場でのモテ要素の有効性について下記の項目を調べました。
- 類似性=自分と似ている人を好きになる現象
- 互恵性=誰かに好かれていることを知ると、その人のことを好きになる現象
- 安心感=頼りがいや忠誠心を示してくれる人を好きになる現象
結論としては次の通りです。
- 男も女も「ルックス」が良い相手に対して「もっと会いたい!」と思いやすかった
- 女性の場合、イケメン以外で「もっと会いたい!」を左右するのは、スポーツの活動をどれだけやっているかどうか
- 女性の場合、年齢・身長・趣味等は、男性の魅力度とはあまり関係がなかった
- 男性の場合は、女性に対して「低体重」「運動神経のよさ」「政治的意見の一致」「常に機嫌が良い」「自尊心が高い」などの特徴を求めるケースが多かった
- 類似性・互恵性・安心感は、特に有効性が見られなかった
男女差はあるものの、多くの人は初対面の相手に「ルックス」と「運動神経」を求めるという結論でした。
類似性・互恵性・安心感は、長期的な好みを決める要素として働くということだと思われます。
どんな創造性が一番モテるのか?
「どんな創造性でもモテにつながるのか?」についてスコット・バリー・カウフマン博士の実験(R)を紹介。
どの創造性に魅力を感じるかには個人差がありましたが、結論は次の通りです。
- 主に音楽、写真、詩作に関する創造性を魅力だと考える
- 開放性が高い人ほどアートで創造性が高い人に魅力を感じる
- 男性の場合は、日常的な作業に創造性を発揮している人ほど、アート系のクリエイターに魅力を感じる
「男はルックスより中身だ!」は本当なのか?
男性は女性の顔を重視するが、女性は男性の性格を重視する」を確かめた論文(1)について紹介。
モテやすい性格の要素とは?
これはイースタン・コネチカット州立大学の実験によると、過去の調査により、女性に好まれやすい性格が「正直」と「親しみやすさ」と「陽気さ」の3つだってことがわかっているそうです。
どんなに性格が良くてもルックスがダメだと…
女性たちに「どの男性を魅力的だと思いますか?」と質問していったところ、結果は次の通りでした。
- イケメン、または普通以上のルックスがもっとも評価は高かった
- イケメン+モテやすい性格の場合は、さらに評価が高くなった
- いくらモテやすい性格を備えていても、普通以下のルックスの場合は評価は上がらなかった
モテるためには顔より親切さのほうが大事
ロチェスター大の論文(1)によると「モテるためには顔より親切さのほうが大事」という結論が出ています。
補足情報として次のようなことも判明しています。
- 長期的な関係が望まれる場面では親切な男のほうがモテる
- 短期的な関係が望まれる場面では不親切な男のほうがモテる
長期的には良い人がモテる!
「良い人はどうでもいい人、結局モテるのは悪い男だ!」なんてことをよく言いますが、長期的な関係では、良いヤツが最後にはモテるんだ!という研究結果(R)があります。
英ノッティンガム大学の調査で、大半の女性は、チャリティやボランティアに参加している男性のほうが、そうでない者よりもセクシーに感じると回答したらしい。「子育てにふさわしい能力を持った男を選別するため、女性は他人に優しくできる男性を好むように進化した」ということらしいです。
性格が良ければルックスも良く見える!
「性格がいい人ほどルックスが良く見える!」という論文(1)について紹介。
結論としては次の通りです。
- 性格を知った状態と知らない状態で魅力度が大きく変わる
- 良い性格とわかると魅力度が大きく上がる
性格の良さとルックスの判断が連動するという研究(2)は、過去にあります。
基本的に「見た目が良い!」と判断されやすい性格は次の通りです。
- 正直さ
- 優しさ
- 親切さ