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子育ての科学

Report


子ども時代にセルフコントロール能力が低いと大人になって職につけない?


超名著「WILLPOWER 意志力の科学」 で有名なロイ・バウマイスター博士のセルフコントロール能力についての論文(1)を紹介。

結論は次の通りでした。

  • 子どものころにセルフコントロール能力が低い人ほど、50歳の時点で仕事についていない確率が高かった
  • セルフコントロール能力が低い参加者は、青年期から38歳までの間に職につかない確率が1.6倍も高かった。 

親の育て方は子どもの性格にはほぼ影響がない

「親の育て方は子どもの性格にはほぼ影響がない」という論文を紹介です。

結果は次の通りでした。

遺伝の影響共有環境非共有環境
身長86%7%7%
体重80%3%27%
神経症傾向58%7%49%
外向性54%2%48%
男性的ー女性的52%9%57%
順応性42%1%59%
柔軟性38%8%54%
衝動性38%1%52%

  • 共有環境:親の育て方や家庭環境
  • 非共有環境:友人や学校といった外部の環境

どの項目でも親と家庭環境の影響は少なく、友人や学校といった外部からの影響のほうが受けやすいことが分かりました。なので、ほぼ遺伝と友人で子どもの性格は決まってしまうわけです

まとめ

両親が子供にできることは、次の通りです。

  • 良い友人ができやすい環境を作ってあげる
  • 性格の欠点を活かすための情報を伝えてあげる
  • セルフコントロールを高めるためのテクニックを伝授する

親の育て方はIQの高さには影響しない!

親がどんな育て方をしても子どもの性格はほぼ遺伝と友人関係で決まります
親の育て方と知能の関係」について論文(1)を紹介。
この論文は双子を大量に調査したデータをまとめたもので、一卵性双生児の育ち方を調べることで、遺伝と環境の影響を切り離して考えられるわけです。

 親の育て方や家庭環境の影響は、4〜6才ごろでも40%以下。そこから少しずつ数字が下がっていき、成人後は完全に影響力がゼロになっています。つまり、私たちは年を取れば取るほど親のIQに近づいていくわけです。

もちろん人間の頭の良さはIQだけでは決まらないし、特に勉強の成績に関しては「誠実さ」や「セルフコントロール能力」のほうが大事です。

人生の成功に必要なものは「知識」ではなく「誠実性」

「成功する子 失敗する子」という本で「子どもの成功を決めるのは知識ではなく誠実性だ!」といった主張がされていました。

私生活や仕事を成功に導く要素は色々ありますが、最も重要な要素は「誠実性」です。

誠実性」とは以下のような特徴があります

  • 向上心があり、努力家。中途半端を好まず、徹底的にするタイプ
  • まじめなタイプで、意思力や自己コントロール能力が高

「誠実性」が高いと、以下のようなメリットが見られます。

  • 年収や仕事への満足感が高い
  • 面接試験の受けがよく転職が成功しやすい
  • 結婚の満足度が高く離婚率も低い
  • 肥満になる確率が低い

自分の「誠実性」のレベルは、ネットで簡単に調べられます。