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【目標達成の科学】ゴールを手繰り寄せる「3つのE」とは?

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目標達成の3つのE「Enlighten(自己省察)・Encourage(実行プランを立てる)・Enable(実行する)」

2009年に心理学者のケネス・ノーワック氏が発表したレビュー研究(#1)では、目標達成までのプロセスを「3つのE」のフレームワークで考えるべきだ!と提唱しておられました。

では早速ですが、件の3つのEを見ていきます。

  • Enlighten(自己省察)
  • Encourage(実行プランを立てる)
  • Enable(実行する)

Enlighten(自己省察)

この段階では、自己省察を行います。具体的にはこんな感じになります。

目標を達成して得られる自分にとってのメリットって何だろう?
目標達成に活かせる自分の強みやネックになる弱みは何だろう?
目標達成の邪魔になるモノは何だろう?

ポイントは、目標達成のプランを練る前の心の準備や自分の現在の立ち位置の再確認です。言われてみればやった方が良さそうに思えますが、恐らく多くの方が目標を立てる際に飛ばしてしまうステップなのではないかと。そしてそれこそが、志半ばで挫折してしまう要因の一つです。

Encourage(実行プランを立てる)

この段階では、目標に向けてのモチベーションアップや具体的な実行プランの作成を行います。例えばこんな感じになります。

(作ったプランに対して)そのプランは現実的だろうか?
目標と現実とのギャップを埋めるためにどんなことができるだろう?
一日一日のレベルでコツコツ積み上げられることは何だろう?

ポイントは、前段階「Enlighten(自己省察)」で培った知見を基に「現実的で詳細かつ明確なプラン」を練ることです。ダイエットであれば、「10kg痩せるために毎日ランニングする!」みたいなザックリしたプランではなく、「10kg痩せるためには5か月間で月2kgずつのペースで減量する必要があり、これを達成可能にするにはカロリー制限と運動の両立が不可欠であるから、週に5回、疲れていない日に帰宅してすぐ30分ランニングをして、間食は高カロリーなお菓子を果物に置き換える」くらい細かいプランを立てていきます。見ただけで具体的なアクションが思い浮かぶほど、そのプランは優秀だと言えましょう。

また、立てたプランを周りの人に公言したり(パブリックコミットメント)、言葉にすることでより目指すところが明確になったり、程よい緊張感をもって取り組めるとのこと。これは一般的にもよく言われていますね。

Enable(実行する)

この段階では、いよいよ目標に向けてプラン実行をしていきます。具体的にはこんな感じになります。

実行したプランはどのくらい成功しただろう?
結果的にどんなスキル・知識・経験が見についただろう?
プランを継続するにはどんなことが必要だろう?

ポイントとなる軸は、プランの実行とその評価にあります。上手くいっているのであれば、いかにしてアクションを継続できるか?に焦点を当てて、結果が振るわなかった場合は、プランを修正したり、別のものを練り直したりする必要性が出てきます。

参考文献&引用

#1 Nowack, K.. “Leveraging multirater feedback to facilitate successful behavioral change.” Consulting Psychology Journal: Practice and Research 61 (2009): 280-297.